私がセメントを使いたくない理由について

ハイスピード工法はセメントを使いません。
それはセメントそのものを否定しているわけでなく、理由があるのです。

セメントはコンクリートを作る材料で、世の中に必要なものです。
ですが、そのデメリットもあり、用途によって使わない方が良い時もあります。 そのひとつが地盤改良と考えています。

セメントはpHが12~13と非常に強いアルカリ性です。 pHは7が中性で、最大のアルカリ性は14です。
12~13ならそんなに大したことないとお考えになるかもしれませんが、 私は過去の現場の体験からその凄さを身にしみて知っています。

土木工事の現場監督をしていたころ、生コンクリートを型枠に入れ、表面をコテで均す仕事を20年ほど経験しました。 その時に素手で生コンを触ると次の日には手の皮がボロボロになって剥けます。
なぜかというと手の表面は中性に近く、非常に強いアルカリに触れると手の皮が溶けるのです。
セメントのpH12~13という数値は家庭用塩素系漂白剤ブリーチと同等です。 なぜ手がボロボロになるかご想像できると思います。

もう一つの例としてセメントと対極の非常に強い酸性の代表として硫酸があります。 pHは0~1です。 中心を7として最も酸性の強いのが0~1の硫酸、最もアルカリ性が強いのがセメントとなります。 つまり硫酸に手を付けるとたちまち皮が溶けますが、セメントも同じようなものであると言えます。

このセメントを地盤改良で使うことは、そのような劇物を家の下の土と混ぜているということですから、健康や環境に良い訳がありません。

また、セメントにはクロムという物質が入っており、土と混ぜることで六価クロムが出来ることがあります。
これは国が指定している発癌性物質で、土壌汚染防止対策法にも規定されている汚染物質です。 過去の国土交通省の記録によるとセメントと土を混ぜると5~30%の確率で六価クロムが規定の濃度以上で発生することが知られており、 現在もセメントメーカーの取扱書には危険性が指摘されています。

このような中、住宅地盤の補強では、セメントの危険性をエンドユーザーにお知らせしないまま使っていることが常識です。
ハイスピードを開発するに当たり、できれば危険な物質は使わないで地盤補強をしたいと考えた末に、天然の砕石しか使わないことに決めました。

湯本川調節地「さはこの水辺」周辺

活動日:平成27年10月23日(金)

活動場所:さはこの水辺

「いわきのまちをきれいにする市民総ぐるみ運動」の「清潔な環境づくりをする日」に参加しております。

市民総ぐるみ清掃市民総ぐるみ清掃

地盤について

今回は「地盤」の中でも“人工”地盤について説明します。

人工地盤に明確な定義は無いそうです。
広く言えば埋立地や盛土地も人工地盤と言われます。
埋立地や盛土地と聞くとどうしても「液状化」の不安など危なっかしいイメージが皆さんにあると思います。
しかし東日本大震災以降、津波対策として人工地盤により高台を構築し、 その上に避難場所を設けたり建物等を建設することも提案されているらしいので、悪いイメージだけでも無いようです。

さらに「地盤」という言葉には地面や土地を意味する以外にも、活動するための足場という意味があり「選挙地盤」といわれるように活動拠点としても使われます。
選挙活動では 看板・鞄・地盤の三ばんと言ったりもするようです。

反対に選挙地盤を持たない立候補者は落下傘候補とも呼ばれるそうです。
やっぱり地盤がしっかりしてないと選挙も家も大変だということですね。

M様邸地盤改良工事

施工月
平成27年10月
工事名
M様邸地盤改良工事
工事場所
いわき市下神谷地内
工事概要
L=1.50m N=22.0本  (ΣL=33.00m)

M様邸地盤改良工事M様邸地盤改良工事M様邸地盤改良工事M様邸地盤改良工事

W様邸地盤改良工事

施工月
平成27年10月
工事名
W様邸地盤改良工事
工事場所
いわき市内郷御厩町川向地内
工事概要
L=3.25m N=21.0本、L=3.75m N=10.0本  (ΣL=105.75m)

W様邸地盤改良工事W様邸地盤改良工事W様邸地盤改良工事W様邸地盤改良工事